2024年8月26日(月)
角田 龍勇(3年・FL)
「10 happy」
ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
自分の父がラグビーをプレーしていたからです。また、自分の兄が釜石シーウェイブスのジュニアチームでラグビーをしていたので、自分も影響を受けてラグビーを始めました。
海外の高校(Hamilton Boys‘)へ進学したきっかけと学んだことを教えてください。
中学生の時、所属チームの遠征でニュージーランドに行き、現地のチームと試合を行いました。その試合で、日本では感じなかった相手選手のフィジカルの強さに圧倒されたことがきっかけです。ラグビー環境が整っていて、高いフィジカルレベルの中で自分がプレーをすれば、現在よりも成長できるのではと考え、ニュージーランドの高校に進学を決めました。
進学先の高校があるニュージーランドでは、年に一度セレクションというものがあり、そこで1年間活動するチームが決定されます。大半の生徒がラグビーをしている環境なので、体格に恵まれ、高いスキルを持っている現地の高校生が多くいました。その中で、自分がどのようにすれば希望する上のチームでプレーできるのかを常に考え、セレクション時には誰よりもハードワークして頑張ろうと考えました。このような自分で試行錯誤する中で、ラグビーやプレーに対するひたむきさと、考えを実際に行動に移すことの2つを特に学んだと感じます。
大学で印象に残った試合を教えてください。
2試合印象に残っています。
良い意味で印象に残っているのは、1年生の夏合宿の時の上智大学戦です。その試合では、キャリーや積極的なプレーなど自分の強みを活かすことができると同時に、自分の良さを見つけることができました。それ以降、この試合が自信となり、積極的なプレーが増えていったと思います。この試合でMVPをもらえたことも大きな自信に繋がったかなと思います。
悪い意味で印象的だったのは、昨年度の関東大学対抗戦の慶應大学戦です。自分は後半途中のリードしている時に出場しましたが、自分が入ってからチームに何も貢献できないまま逆転負けをしてしまいました。自分のすべき役割が果たせないまま負けてしまった悔しさがあり、印象に残っています。
期待している後輩はいますか。
有山(有山輝・2年)と一維(青代一維・2年)です。
有山は、もともとポジションがPRとHOでしたが、希望通りのポジションでなかなかプレーができていません。ですが、ずっとひたむきにラグビーに向き合っています。また、グラウンド外でも明るくムードメーカー的立場で頑張っていて、キャリーも強いので今後も期待したいと思います。
一維は、あまりプレー時間がもらえておらず、希望のポジションでプレーができていない状況です。しかし、自分にディフェンスの仕方などを質問してくるなど、向上心が高く、常に学ぼうという姿勢を感じているので、頑張って欲しいです。
自分と同じポジションのFLの後輩たちにも頑張って欲しいと期待しています。
刺激を受ける同期はいますか。
本当は言いたくないですが、白石(白石和輝・3年)は名前を出さざるを得ません。彼の才能には嫉妬してしまうところがあります。白石はリーダーシップがあり、センスがあってとても面白いと思います。白石は怪我が多く、リハビリメンバーにいる時間が長いですが、それでも下を向かずに弱いところを見せないように明るく振舞っているところに自分も刺激を受けますし、もっと頑張らないといけないなと思います。
チームとして意識していきたいこと、またチームの今後の課題を教えてください。
チームとして意識したいことは「勝ちにこだわる」ことです。立教は対抗戦一部に所属しているので、対戦大学は強豪ばかりなので例年負けが多く続いてしまっています。しかし、負けを意識して試合をしてしまうと、絶対に勝ちは見えてこないと自分は考えています。負けるかもと思ってしまうと、細かい部分で諦めや力を抜くなどの弱い部分が出てしまうと思うので、「大学選手権出場」という目標を掲げる以上、どんなに強い相手であっても、試合が始まる時には絶対に勝てるという自信をもって毎試合に臨むべきだと思います。それをチームとしても意識するべきだと思います。また、グラウンド外でも「地域に愛されるチーム」になるべく、自分たちが当たり前のことを当たり前にできるように意識していきたいと思います。
また、3年生としては、上級生になり4年生の人数が少ないため、練習中やハドルでの話し合いの時に積極的に声出しをするように意識しています。学年全体の雰囲気も、リーダーシップを持って行動する方向に変わってきているのかなと感じます。
今後のチームの課題は、ディフェンスです。春もディフェンスの隙を突かれて、大量に失点してしまいました。昨年度の対抗戦でもディフェンスによる失点が多く目立っていたので、皆で身体を張って失点を減らしていくことが、勝ちに繋がると考えています。
自分の強みは何ですか。
運動量です。当然ビッグタックルやビッグキャリーを起こすことも大事ですが、毎フェーズ毎フェーズ自分がタックルをしていくという運動量が1つのトライに必ず繋がっていると考えています。自分のプレーは目立たない、泥臭いものが多いですが、誰よりも身体を張ることが強みだと思っています。それは、高校時代からずっと意識してこだわっている部分でもあるので、今後も磨いていかないといけないと思います。
大学に入り、成長できたことを教えてください。
リーダーシップを発揮することです。1、2年生の時には、先輩から言われたままに行動する部分が多かったと思いますが、上級生になり、自分たちからチームを動かしていくことが重要であるので、自分から指摘したり声を出したりすることで、チーム全体の雰囲気が良い方向に導かれると思います。
関東大学対抗戦への意気込みを教えてください。
チームとしては、100年間叶えることができずにいる「大学選手権出場」の壁を超えることです。101年目の今年度だからこそ、絶対に叶えたいと思っています。
個人としては、常にチームの勝利のために身体を張り続けたいです。
最後に、HPをご覧の皆様へ一言お願いします。
HPをご覧の皆様、平素より立教大学体育会ラグビー部へご支援・ご声援くださり、ありがとうございます。今年度は、「大学選手権出場」と「地域から愛されるチーム」を目標に掲げて日々活動しているので、その目標達成のために部員一同全力で行動していきたいと思います。今後とも、ご支援・ご声援の程よろしくお願いいたします。