Result
<ジュニア選手権大会>
2024.11.17 Sun. 12:30K.O.
立教大学
72
43 - 0
29 - 12
12
拓殖大学
試合レポート
11月17日(日)
<ジュニア選手権大会>拓殖大学戦
ジュニア選手権大会、5戦目の相手は拓殖大学。「ジュニア選手権昇格」という目標を達成するためにも、絶対に負けられない戦いが立教大学富士見総合グラウンドにて行われた。
試合は拓殖のキックオフで始まった。前半2分、敵陣10m付近にて拓殖ボールの左ラインアウトからフェーズを重ねられるも、立教のひたむきなディフェンスにより拓殖のノットリリースザボールを誘う。その後敵陣22m付近、立教ボールのラインアウトの機会を得るとSH斉藤空来(3年・國學院久我山)→SO福井柊哉(1年・桐蔭学園)→NO.8前田純也(1年・東海大大阪仰星)へとボールが回り一気にゲインするも先制点には繋がらなかった。11分、敵陣10m付近拓殖ボール右ラインアウトにより再度攻められるも、立教がボールを奪い、SO福井→CTB小脇煌太(1年・茗渓学園)→WTB渋谷豪(1年・立教新座)へとパスが繋がり、陣地を回復させる。SH斉藤が左から右へと相手を揺さぶり、NO.8前田が力強いタックルで前進し、SO福井のキックパスがWTB有賀へと繋がりトライを決め5-0となる。先制点を挙げた立教は、12分、拓殖のディフェンスをかわしながらFL吉田健十(2年・報徳学園)が前進し、パスを受け取ったHO三邊晃太郎(4年・静岡聖光学院)のアタックで立教ボールスクラムの機会を獲得した。16分、敵陣5m付近での立教ボール左ラインアウトからモールを形成し、FL越後智(1年・桐蔭学園)がトライを決める。SO福井のゴールも決まり12-0と点差が広がる。19分、HO三邊からのパスを受けたLO渡辺大斗(3年・國學院久我山)がFL吉田へとパスを繋ぎ、FW陣が拓殖のディフェンスを押し込む。最後は、SO福井からのパスを受けたNO.8前田がトライラインに飛び込む。これで19-0となる。勢いがついた立教は22分、敵陣10m付近でPR大上翔(3年・京都成章)からパスを受けたLO高尾(1年・川越東)が相手のディフェンスを避けながらゴールラインまで走り、トライを決めた。34分、敵陣22m付近、拓殖ボールでのスクラムで試合が再開されると、拓殖大学のオフサイドにより陣地を進め、敵陣5m付近左ラインアウトのチャンスを得ると、LO吉田がトライを決め36-0とする。一人一人の強気のプレーで勢いが止まることのない立教は、38分、拓殖のペナルティからラインアウトの機会を得ると、敵陣22m付近の右ラインアウトからモールを形成。パスを受けたSO福井がそのままゴールラインに向かって前進し、トライを決める。SO福井のキックも成功し、43-0で前半を終えた。
ジュニア選手権大会昇格に向けた重要な試合でありながら、15人が勇敢でひたむきにプレーを続け、個々が良いアピールができているような前半であったと感じる。後半は、勢いに乗った立教のキックオフで試合が再開された。
後半4分、自陣22m付近拓殖ボールの右ラインアウトからプレーが再開され、モールで押し込まれるも拓殖のパスミスにより、FB靍田が敵陣へキックで攻め込みそのままトライを決めた。その後8分、自陣でのプレーが続く中、拓殖のディフェンスをかわしたSO福井がインターセプトするとそのままトライラインまで独走し点を重ね、55-0と点差を広げる。15分、立教のオフサイドにより自陣22m付近にて拓殖ボール右ラインアウトからプレーが再開されると、立教のアタックをかわされ今試合初のトライを献上してしまう。気持ちを入れ直した立教は20分、FW陣がスクラムで勝ち切り拓殖のペナルティを誘発させると敵陣へと再び攻め込む。敵陣22m付近にて立教ボール左ラインアウトからモールを形成し、FL越後がトライを挙げ60-5とし、再び点差を離す。25分、自陣での拓殖がボールを持つ時間が続きディフェンスに苦しむも、立教がアドバンテージを獲得し、SO福井→FB靍田→WTB林田和真(1年・長野)へとパスが繋がりトライを決める。29分、ハーフライン付近から自陣深くまでキックで攻められるがBK陣の相手を揺さぶるパスで陣地を回復させる。32分、自陣10m付近拓殖ボール右ラインアウトから立教のペナルティにより自陣5m付近にて、再び拓殖ボールラインアウトでプレーが続くとモールを形成し、そのまま押されてトライを許し、67-12とする。気を取り直した立教は37分、PR有山輝(2年・所沢北)、PR坂本裕樹(2年・立教新座)の果敢なタックルでじわじわと敵陣へと進み、SO福井→CTB小脇へと渡ったボールを受けたCTB白井大督(2年・Hamilton Boys’)が一気にゲインし、トライを決めた。そして72-12でノーサイドの笛が鳴り試合が終了した。
カテゴリー4優勝に向けた大事な一戦を無事快勝という結果で終え、チームにとって大きな白星となった。この流れを2週間後に控えた関東大学対抗戦、青山学院大学戦へと繋ぎ、チーム一丸となって勝利を収めたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部