Result
<関東大学対抗戦>
2024.09.22 Sun. 15:00K.O.
立教大学
23
13 - 14
10 - 15
29
筑波大学
試合レポート
9月22日(日)
<関東大学対抗戦>筑波大学戦
関東大学対抗戦第2節の相手は、筑波大学である。昨年の悔しい思いを胸に今試合、勝利し「大学選手権出場」への足掛かりとすることが出来るのか。試合は立教のキックオフで試合が始まった。
前半5分、FL石川洋志郎(3年・東京)→CTB佐藤侃太朗(3年・國學院久我山)→WTB須川遼平(4年・桜美林)へとパスを繋ぎゲインするとSO中優人(4年・桐蔭学園)が正確なキックで敵陣へと攻め込み、勇敢でひたむきな立教を体現していく。7分、自陣22m付近での筑波ボール右ラインアウト後、モールを形成するも、筑波のオーバーザトップによりハーフウェーライン付近まで陣地を回復する。そして立教ボールのラインアウトで再開されCTB佐藤→FB大畑咲太(2年・東海大大阪仰星)→WTB村上有志(1年・東福岡)へとパスを繋ぎ、前進していくも先制点を取れないまま前半が10分経過する。しかしその後15分、自陣22m筑波ボール左ラインアウトでオーバーボールをキャッチしたHO三村真嶺(4年・東海大大阪仰星)からボールが繋がり、SO中、FB大畑の深いキックで陣地をハーフウェーラインまで回復させる。17分、立教ボール右ラインアウトから一気に敵陣22m付近まで攻め込み、SH伊藤光希(4年・桐蔭学園)からパスを受けたFL石川がゴール付近までゲインしLO日野幹太(3年・立教新座)がトライし、先制点を挙げる。SO中のキックも難なく成功し7-0とする。勢いをつけた立教だったが、筑波にゴールライン付近まで攻められ、攻守ともに互いのミスがあり点差が動かない中で26分、FB大畑のキレのあるカウンターで筑波のディフェンスをかわす。そしてSO中のキックで敵陣へと攻め込み続け、敵陣22m立教ボール右ラインアウトからモールで押し進めていく。CTB佐藤、CTB江田優太(4年・川越東)の力強いタックルで前進しアドバンテージの権利を得るとSO中がペナルティゴールを成功させ10-0と点差を広げる。しかし34分、キックで攻め込まれ自陣5m筑波ボール右ラインアウトからモールで押されトライを奪われ10-7と点差を詰められる。気を引き締め直した立教はパスとキックを巧みに使いながら前進し、36分、敵陣10m付近立教ボールラインアウトの機会を得る。FL石川のゲインから相手のオフサイドを誘発し再び得点のチャンスが訪れペナルティゴールを成功させ13-7と再び得点を離す。しかし41分、自陣5m付近筑波ボールラインアウトからモールを形成するも崩されてしまいそのままトライを許し13-14と逆転され前半が終了した。
1vs1で勝ち切ることを前日のミーティングで話し合い、それぞれが熊谷の地で勝利を収め「大学選手権出場」という花を咲かすために再度気合を入れ直した後半は筑波大学のキックオフで再開された。
後半3分、自陣5m付近での筑波ボールスクラムから一気に押され13-19、そして8分にペナルティゴールを許し13-22と点差が広がってしまう。立教のモールでのミスが続く中17分、少しでも点差を縮めるべく立教はペナルティゴールを選択し、得点を16-22とする。しかし24分、立教のノットリリースザボールにより自陣5m付近筑波ボール右ラインアウトから素早いパスに振り回され、16-29の再び点差がついてしまう。27分、FB大畑からボールを受けたSH川畑俊介(4年・流通経済大柏)→CTB江田へとボールが回り筑波のオフサイドにより得点のチャンスが訪れる。そして敵陣5m付近立教ボール右ラインアウト後、FL石川→PR石原捷聖(2年・東海大大阪仰星)へとボールを繋ぎゴールを目指すも陣地を回復されてしまう。その後33分、CTB佐藤→FB大畑→WTB村上へとボールを繋ぐと一気に前進する。更に、FL角田龍勇(3年・Hamilton Boys’ )→SO中へとボールが繋がり、オフロードパスでFL石川へとボールが渡ると、最後はSH川畑がトライラインへと飛び込み23-29とする。再度勢いをつけ、スクラムのチャンスを得るも立教のパスのミスが相次ぎ、6点という悔しい点差でノーサイドの笛が鳴った。
悲願の勝利がすぐそこまで迫っていた中での敗戦は、言葉にならないほど悔しいものであった。チーム全員で前を向きひたむきに練習を重ねて「大学選手権出場」に向けて邁進していきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部