Result
<関東大学春季大会>
2024.05.05 Sun. 12:30K.O.
立教大学
12
0 - 35
12 - 40
75
筑波大学
試合レポート
5月5日(日)
<関東大学春季大会>筑波大学戦
関東大学春季大会第1戦目の慶應義塾大学戦から2週間。前回の試合で出た課題を修正し、練習を重ねて挑んだ筑波大学戦。勇敢でひたむきなプレーを見せることが出来るのか。今シーズン初の勝利を掴もうと、チーム一丸となって試合に挑む。
前半は筑波のキックオフで始まった。前半1分、センターライン中央でマイボールスクラムの機会を得ると、力強く前進し、アドバンテージを獲得。そのままマイボールをキープし、BKを中心にテンポの良いゲームを展開。FB大畑咲太(2年・東海大大阪仰星)とWTB村上有志(1年・東福岡)の鮮やかなパス回しや、FL日野幹太(3年・立教新座)の力強いゲインで敵陣深くまで攻め込むも、相手のディフェンスにより自陣まで戻されてしまう。5分、相手ボールスクラムから素早く展開されトライを献上し、得点を0-7とされる。9分、自陣22メートル右相手ボールラインアウトからモールが形成されると、相手が持ち出したボールにFL角田龍勇(3年・Hamilton Boys’)が素早く反応し、鋭いタックルでマイボールとした。勢いを止めずに点差を埋めたい立教だったが、自陣ゴール前右マイボールスクラムでボールを奪われ、加点を許し0-14となる。17分、相手の勢いあるアタックを、フィジカルを活かしたLO島﨑太志(3年・桐蔭学園)のタックルが止め、LO白石和輝(3年・國學院栃木)のジャッカルが成功。そのまま得点に繋げたい立教だが、自陣ゴール前でのペナルティにより再びディフェンスの時間が訪れる。HO進藤大(3年・秋田)の低く刺さるようなタックルや、SH伊藤光希(4年・桐蔭学園)のアタックディフェンスなど、チーム一丸となった粘り強いディフェンスで危機的状況を打開。しかしその後、相手の勢いを止めきれず点差を離されてしまう。どうにかこの状況を脱したい立教は、28分、SH伊藤→SO安食龍之介(4年・城西川越)→CTB中優人(4年・桐蔭学園)→FB大畑→WTB村上とBKが大外に展開し、敵陣ゴール前まで攻め込むも、得点に繋げることが出来ない。その後も相手の猛攻を止めることが出来ず、0-35で前半を終えた。
ハーフタイムには立教の課題を整理し、冷静に作戦を練り直す。自分たちのやるべきことを全てやって必ず逆転しようと、再び心を一つにする。
後半開始4分、マイボールのチャンスを得ると、15人全員でボールを繋ぎ、フェーズを重ねながら徐々に前進。相手のディフェンスに決して負けない、LO中山英琥(1年・東福岡)の力強いキャリーや、CTB江田優太(4年・川越東)のランでゴール目前まで攻め込む。FWを中心に粘り強くフェーズを重ねる中、5分、FB大畑が持ち前の力強いランでラインを突破。SH伊藤の素早い判断によりパスを受けたPR石原捷聖(2年・東海大大阪仰星)がトライラインに飛び込み、得点を奪った。CTB中によるコンバージョンゴールも難なく決まり、7-35と点差を縮めた。その後、スクラムで相手を圧倒し、ペナルティを獲得するシーンも見られたが、得点につなぐことが出来ず、32分には7-68まで点差を離されてしまう。35分、相手のミスボールに反応したHO大上翔(3年・京都成章)のキャリーによってマイボールの機会を得る。CTB江田のオフロードパスを受けたSO安食の華麗なステップや、公式戦初出場を果たしたLO高尾将太(1年・川越東)の果敢なアタックなどの好プレーが目立つも、筑波のディフェンスの壁を突破することが出来ない。41分にはさらに得点を許し、7-75とされる。しかし、最後まで諦めずひたむきにプレーを続ける立教にチャンスが訪れる。42分、SO安食のタックルにより相手のアタックラインが崩れると、こぼれたボールにLO中山が反応し、WTB村上にオフロードパス。左サイドを華麗に駆け抜けトライを獲得。最終スコア12-75で試合終了のホイッスルが鳴った。
昨年の筑波大学戦のリベンジを果たすことは出来ず、悔しい結果となった。ミスやペナルティによってチャンスを得点に繋げられないシーンが多く、立教が今後改善すべき課題が明らかになっただろう。次戦までの1週間。今シーズン初の勝利に向けて準備を行いたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部