Result
<練習試合>
2023.08.21 Mon. 13:30K.O.
立教大学B
26
7 - 12
19 - 15
27
関西学院大学
試合レポート
8月21日(月)
<練習試合>関西学院大学B戦
菅平での夏合宿2戦目はまるみ山荘58番グラウンドにて行われた関西学院大学戦である。気合十分で臨んだこの試合は、夏合宿での練習試合全勝を目指すこのチームにとって重要な試合となる。
前半7分、WTB相田快晴(4年・立教新座)のハイパントキックからパスが繋がり、相手のペナルティを獲得。モールにより、ゴール前での攻防まで持ち込むことに成功したものの、ペナルティからのリスタートの際に味方のフォローに遅れ、チャンスをものにすることができなかった。その後、懸命なディフェンスによってピンチを脱出する。27分、立教のミスから相手ボールラインアウトのチャンスを許してしまう。なんとか相手の流れを止めたいところだったが、そのままモールを形成され、先制点を奪われてしまった。その後も、ハンドリングミスなどにより自陣深くまで攻めこまれてしまうなど、絶体絶命の場面も見られたが、相手のノックオンなどのペナルティによりなんとか守りきった。そして33分、ついに立教にチャンスが訪れる。自陣ゴール前スクラムから、FW陣が丁寧にラックを重ね徐々に前進。SH川畑俊介(3年・流通経済大柏)→SO斉藤空来(2年・國學院久我山)→WTB相田へとパスが繋がり、WTB相田が20mの距離をビッグゲインするも、オフサイドとなりトライに繋げることができない。しかしその後、敵陣にてFL有山輝(1年・所沢北)のキャリーからCTB安食龍之介(3年・城西大川越)の力強いタックルでマイボールをキープし、PR坂本裕樹(1年・立教新座)がゴールラインに飛び込んだ。WTB相田のコンバージョンゴールも成功し、7-12で前半が終了した。
ハーフタイムではSAエリアでのプレーやFWとBKの連携などを再確認し、「練習でやってきたことをやろう」と士気を高め後半に挑む。後半6分、WTB青田遼生(2年・東京学芸大附属国際)がラインブレイクし10mを独走。敵陣へとエリアを展開する。スコアに繋げることはできなかったものの、そのまま勢いづいた立教は、もう一度チャンスを得る。敵陣22mライン手前相手ボールスクラムで相手のペナルティを誘発すると、タップゴーでプレーを再開。SO斉藤が素早くパスを回し、CTB白井大督(1年・Hamilton Boys’)→WTB髙木大地(4年・立教新座)へとボールが繋がりそのままトライ。スコアを12-12とし、同点まで追い上げる。13分、ペナルティキックを決められたことで12-15へと点を取り返され、点差が広がってしまう。流れを取り戻すべく、「取り返すぞ」という掛け声で気持ちを統一した立教は、FB長島朔良(1年・立教新座)が鋭いタックルで相手のキックパスをカットしたことにより、マイボールスクラムの権利を獲得する。30分、WTB相田の巧みなステップにより相手のディフェンスをすり抜け、敵陣深くまで攻め込むも、トライを奪うことができなかった。しかし立教はその後も好プレーを見せる。34分、自陣でペナルティを獲得し、SH有賀貫人(1年・幕張総合)のタップゴーからボールを受けたWTB相田が、相手のタックルを受けながらもキックする。そのボールに反応したWTB青田が相手のディフェンスを振りほどき力強い走りでトライ。得点を19-20とする。敵陣22m手前立教ボールラインアウトから、BK陣のパスが繋がり、WTB相田のキックパスをCTB安食がキャッチすると一気に敵陣に駆け込む。更に、フェーズ数を重ねながらじわじわとゴールラインに近づいていく。最後にPR篠原優太(4年・水城)が相手のディフェンスを縦突破しトライ。得点を26-20とする。残り1分半、相手のキックオフで試合が再開し、自陣ゴール際相手ボールラインアウトからモールを形成。「最後まで絶対に守り切ろう」というベンチサイドからの声のもと、このまま勝ち切りたい立教だったが、ディフェンスを崩されそのままトライを献上してしまう。試合終了間際に得点を許してしまった立教は、得点を26-27とし、1点差で敗戦を喫してしまった。
試合の終盤、粘り強く逃げ切ろうとしたが、最後の最後で逆転を許してしまう試合となった。夏合宿での残りの試合に勝利し、チーム全員で心を一つにしていきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部