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Result

<第1回定期戦>

2022.05.29 Sun. 12:00K.O.

 立教大学 

65

29 - 5

36 - 7

12

 学習院大学 

220529vs学習院.jpg

スタジアム情報

立教大学富士見総合グラウンド

埼玉県富士見市下南畑1343-1

​試合レポート

5月29日(日)

<定期戦>学習院大学戦 

 学習院大学ラグビー部の草創期に、立教大学ラグビー部OBがコーチを努め、学習院大学ラグビー部の土台作りを支えたこと、また、昭和50年頃定期的に合同練習行っていたことを通し、学習院大学と立教大学はOB・OG同士大変良い関係を継続している。この関係を維持できるよう、4年前に定期戦の開催が決定した。新型コロナウイルスの影響で延期になっていたが、今回記念すべき第1回となる定期戦の開催が実現した。

 中央大学戦での勝利から1週間。「大学選手権出場」という目標のもとチームを底上げしようと士気が高まる中、学習院大学との第1回定期戦が始まった。

 学習院のキックオフで前半が開始した。開始3分、学習院のテンポの良い攻撃を防ぐCTB須川遼平(2年・桜美林)のタックルから学習院のペナルティを誘発する。自陣10mラインでのマイボールスクラムから、SH川畑俊介(2年・流通経済大柏)→WTB川俣祐真(4年・立教新座)へとパスを繋ぎ、CTB安食龍之介(2年・城西大川越)の50:22キックで敵陣マイボールラインアウトの権利を獲得。パスを受けたFW陣が着々とゴールライン近くまで攻め込むも、オフサイドとなりチャンスを活かすことができない。10分、再び敵陣マイボールラインアウトからモールを形成すると、力強い押し込みで一気にゴールラインまで近づきNO.8石川洋志郎(1年・東京)が先制トライ。勢いに乗った立教は、素早いパス展開からFL角田龍勇(1年・Hamilton Boys’)の力強い突破力やFB庄子真登(4年・仙台第一)の自慢の脚力によるランで大きくゲインする。更に14分、SH川畑の素早いパス捌きでフェーズを重ね、CTB安食のパスからCTB須川がラインブレイク。左の空いたスペースに走り込んだWTB川俣がパスを受け、大外を回りインゴールに走り込んだ。ゴールも決まりスコア12-0とする。このトライを皮切りに立教の猛攻撃が始まる。22分、CTB安食のキックにより敵陣マイボールラインアウトからモールを形成しHO進藤大(1年・秋田)がトライ。28分、自陣10mマイボールラインアウトからNO.8石川が学習院のディフェンスラインを突破しBKラインの華麗なパス繋ぎからWTB濱野浩征(3年・函館ラ・サール)が持ち前のスピードを活かしトライを決める。このまま点差を引き離したいところだが、学習院の50:22キックからトライを献上してしまう。前半終了間際、FW陣の力強い攻撃によりLO藤井賢太郎(4年・立教新座)がトライ。29-5で前半を折り返す。

 前半同様勢いのあるプレーを続けたい立教は果敢に攻め込む。後半2分、SO斉藤空来(1年・國學院久我山)→PR佐久間翔梧(1年・桐蔭学園)へとオフロードパスを繋ぎ、FB庄子のステップで学習院を翻弄する。最後はパスを受けたWTB川俣が学習院のタックルを振り払い一気に抜け出しトライを決め、スコア34-5とする。敵陣でのプレーが続く立教。FW陣の鋭い攻撃で徐々に学習院のディフェンスラインを下げ、10分、HO進藤の学習院のディフェンスラインを切り裂くようなタックルやSH川畑の素早いカバーディフェンスで相手のノックオンを誘いターンオーバー。BK陣のスピーディーなパス回しでPR篠原優太(3年・水城)にボールが渡り、学習院の猛烈なタックルをかわしながら敵陣深くまで攻め込んだ。敵陣22mラインアウトの権利を獲得した立教は、モールを形成しゴールライン目前まで近づきPR佐久間が身体をねじ入れてトライ。ゴール成功でスコア41-5とする。その後、学習院にトライを献上するものの、一歩一歩着実に得点を重ねていき、26分、学習院のディフェンスラインを破ったPR八代デビット太郎(2年・京都成章)からSH川畑がボールを受けインゴールに飛び込みトライ。ここから立教の勢いは止まらない。32分、学習院のノックオンをWTB川俣は見逃さず、素早いリアクションでボールを拾い上げターンオーバー。BK陣が連携の取れたパス回しで外に繋ぐとWTB佐渡亮太(4年・立教新座)が60mの独走トライを見事に決める。ゴール成功でスコア55-12とする。更に38分、CTB安食からWTB佐渡へボールが渡り、SO尾藤悠貴(4年・静岡聖光学院)が相手をすり抜けトライ。40分にはFL二木翔太郎(3年・立教新座)が相手を弾く強烈な突進で一気に駆け抜け、パスを受けたCTB安食がトライを決めた。3連続トライと立て続けに得点を重ねた立教。65-12でノーサイドの笛が鳴った。

 今回の試合は、粘り強く前に出るプレーが目立つ一戦となった。「勝利へのこだわり」を意識して練習してきた成果が少しずつ表れている。この流れを残り2試合となる関東大学春季大会にも繋げたい。

​文章:立教大学体育会ラグビー部

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