Result
<関東大学対抗戦>
2021.9.18 Sat. 15:00K.O.
立教大学
7
7 - 40
0 - 28
68
明治大学
試合レポート
関東大学対抗戦第2節は、大会2連覇を果たしている強豪明治大学である。台風が近づき生憎の悪天候となったが、敷島に集まった多くの観客の応援を背に立教の代表15人がグラウンドに並んだ。85回目の定期戦でもある今試合、立教の勇敢でひたむきなプレーを見せることができるのか。明治のキックオフで試合が始まった。
前半4分、立教の隙のないディフェンスで明治の攻撃を押し返す場面も見られたが、ペナルティからモールトライを献上してしまう。その後、明治のペナルティで敵陣マイボールラインアウトのチャンスを得るとCTB小関智大(4年・柏)が力強いランで前進、FL守源(3年・立教新座)→SO中優人(1年・桐蔭学園)とパスを繋ぐ。CTB落合凌平(4年・東京農大第二)のディフェンスを振り払う果敢なアタックでチャンスを得るも簡単にトライラインを割らせてくれない。ノットリリースザボールで好機を逃すと、明治のテンポある左右に大きく揺さぶるパスに翻弄され立て続けにトライを許しスコアは0-21となる。20分、明治のペナルティからスクラムを形成。SH伊藤光希(1年・桐蔭学園)の素早く正確なパスにより一歩ずつ着実に前進した立教は、SO中の意表を突くパスを受けたFB江田優太(1年・川越東)が明治ディフェンスを弾き飛ばし大きくラインブレイク。右外へ順目にテンポ良いパス回しを展開し、最後はPR勝沼遼(4年・新潟明訓)がラグビー人生初のトライを挙げる。流れを作りたい立教は26分、明治のパスミスに素早く反応したNO.8紀伊雄介(3年・桐蔭学園)からFB江田→SH伊藤→SO中とパスを回し、WTB天羽秀太(2年・桐蔭学園)がボールを足でトラップする技ありプレーでディフェンスをかわしグラウンド中央へ大きくゲイン。パスも繋がりFL守がグラウンド右へ駆け抜けるも、ノットリリースザボールを取られ好機を逃す。その後もLO村田裕太(4年・函館ラ・サール)が強烈なタックルで明治のノックオンを誘うなど好プレーが見られるもペナルティを多発してしまい、流れを手にできないまま7-40で前半を終えた。
後半は開始から両チームともにペナルティを重ねる展開が続いたが、7分、明治FW陣の強固なスクラムから左大外にパスを展開されトライラインを割られてしまう。10分にはFB江田→LO手塚一乃進(2年・足立学園)→CTB小関とパスを繋ぐが、明治BKにターンオーバーを許しそのままトライを献上、スコアを7-54とされる。14分、明治の度重なるペナルティからチャンスを作ると、HO三村真嶺(1年・東海大大阪仰星)が相手を撥ね除ける力強いランでゲイン。少しずつラックで前進しトライラインまで数メートルまで迫るも痛恨のオフサイド、立教のミスにより絶好のチャンスを逃してしまった。その後、SH北川時来(2年・國學院久我山)の強烈なタックルやNO.8紀伊の体を張ったタックル、WTB天羽のトライセービングなど好プレーが出るものの、ペナルティを重ね流れを手繰り寄せられないまま7-68でノーサイドの笛が鳴った。
明治の緻密なゲームメイクに翻弄され、ハンドリングミスやペナルティを多発した試合となってしまった。次戦の相手はパワーと体格を誇る帝京大学である。「関東大学対抗戦3勝」に向けEXCEEDした立教ラグビー部に期待したい。
文章:立教大学体育会ラグビー部