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Result

<100周年記念定期戦>

2023.05.21 Sun. 14:00K.O.

 立教大学 

19

19 - 21

0 - 33

54

 同志社大学 

220521.jpg

スタジアム情報

​スピアーズえどりくフィールド

〒134-0087 東京都江戸川区清新町2丁目1−1

​試合レポート

5月21日(日)

<100周年定期戦>同志社大学戦

 今年度、立教大学ラグビー部は創部100周年を迎えた。その記念すべき年の第76回同志社大学定期戦が創部100周年記念試合となる。会場に集まった多くの観客の応援を背に立教の代表15人が百合の誇りを胸にグラウンドに並んだ。立教の勇敢でひたむきなプレーを見せることができるのか。

 

 前半は同志社のキックオフで始まった。スピード感ある相田快晴(4年・立教新座)のタックルなどディフェンス面から選手たちの勢いが感じられる場面が多くあったが、前半4分、一瞬の隙をつかれ早々に同志社にトライを奪われてしまう。その後も同志社のプレッシャーに思うようなプレーが出来ず、自陣から抜け出せないまま9分にも加点され0-14となる。何とか流れを変えたい立教はSH北川時来(4年・國學院久我山)を中心にテンポアップを図る。FL石川洋志郎(2年・東京)の力強い突破力やCTB佐藤侃太朗(2年・國學院久我山)の自慢の脚力によるランで大きくゲインする。さらに、18分にはFB天羽秀太(4年・桐蔭学園)の持ち前の俊足で、相手のディフェンスを振り切った。サポートについていたWTB大畑咲太(1年・東海大大阪仰星)にボールが渡り、左サイドを華麗に駆け抜けトライを決めた。トライ後の難しい角度からのコンバージョンゴールもFB天羽が難なく成功させ、スコア7-14とする。この得点を皮切りに立教の勢いに拍車がかかる。27分には敵陣ゴール前スクラムでペナルティを獲得したのち、クイックスタートからSH北川がトライラインに飛び込んだ。流れを掴んだ立教は、勢いをとめず果敢に敵陣へと攻め込む。33分にはSH北川の素早い判断によりパスを受けたPR八代デビット太郎(2年・京都成章)が力強いボールキャリーで大きく前進。その後も敵陣でのプレーが続き、36分には同志社のペナルティから敵陣ゴール前ラインアウトの権利を得る。フォワードを中心にじりじりとゴールラインに近づきそのままトライ。19-21で試合を折り返す。

 

 ハーフタイムでは、点差を巻き返すべく前半で見せた立教の良いプレーを継続して、チームで気持ちを改めて後半に臨む。点差を縮めたい立教であったが、後半4分にはテンポの良いパス回しでボールを保持した同志社の勢いを止めきれずトライを献上し、19-28となる。その後も12分と15分、続けざまにトライを奪われ、点差を大きく広げられてしまう。なんとかこの状況を抜け出したい立教。すると、24分にはNO.8仙臺蔵三郎(2年・立教新座)やHO二木翔太郎(4年・立教新座)の相手に突き刺さる鋭いタックルにより同志社のペナルティを誘い、敵陣ゴール前ラインアウトビッグチャンスを得る。ここで得点を挙げたい立教はモールで押し込もうとする。だがここでもペナルティによりトライまで結びつかない。その後もディフェンスでの苦しい状況が続くが、WTB大畑の強いフィジカルを活かしたタックルで相手を食い止め、ターンオーバーに成功するなどの好プレーが目立つ。35分には自陣22メートルまでゲインされるピンチの中、相手のパスに素早く反応した天羽究平(1年・桐蔭学園)がインターセプト。流れを手繰り寄せたい立教は果敢に攻めの姿勢を見せ、大上翔(2年・京都成章)の力強いキャリーにより同志社のペナルティを誘発。ペナルティキックで一気に敵陣へと持ち込む。敵陣ゴール前まで迫り、何とか最後にトライを挙げたい立教はモールを形成し全員で必死にゴールラインを目指す。しかし、なかなか同志社のディフェンスの壁を突破することができず最終スコア19-54で試合終了となった。

 

 同志社大学との歴史ある76回目の定期戦は惜しくも敗北を喫した。同志社フォワードの隙のない守備力、バックスのスキル高い展開力から学んだことは多い。この試合で出た課題に対し真摯に向き合い、それを如何に力に変えていけるかが今後の成長のカギとなるだろう。 来週に控える慶應義塾大学戦に向け、修正点を改善し、チームして成熟した姿を見せることが出来るよう万全の状態で試合に臨みたい。

​文章:立教大学体育会ラグビー部

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