今シーズン初出場となる選手も多くいたB戦。2月のシーズンインから積み上げてきた練習の成果を思う存分に発揮し、己の実力を試そうと意気込み試合に臨んだ。

 関東学院のキックオフで始まった前半。気合十分でグラウンドへ駆け出した立教だが、開始直後に先制点を許し、その後何度もターンオーバーでマイボールを失うなどミスが目立つ。14分にはペナルティを犯し、自陣ゴール前での相手ボールラインアウトというピンチを防ぎきれず追加点を挙げられてしまう。しかし直後の16分、立教はラックを重ねて少しずつ攻め上がり、左端でボールを受け取ったWTB笹本大地(4年・立教新座)が相手をかわし左中間にトライ。CTB落合凌平(2年・東京農業大学第二)の安定感のあるコンバージョンキックも決まり、スコアを7-12とする。このまま勢いに乗り自分達のペースを取り戻したい立教であったが、幾度か訪れたチャンスをものにすることができず防戦一方の時間が続く。24分には一気に自陣ゴール前まで詰められ、立教は必死のディフェンスを見せるが相手FWの強烈な当たりの強さにラインブレイクを許し得点を奪われてしまう。巻き返そうとする立教は果敢なアタックで敵陣深くまで攻め込む。35分、相手がスクラムから出し蹴ったボールをキャッチしたWTB関原泰河(2年・新潟)がFB小松崎昇平(2年・静岡聖光学院)へパス、さらに繋いだCTB山口航貴(3年・桐蔭学園)が得意のステップを活かして相手ディフェンスを抜き去り、右中間を駆け抜けインゴールに飛び込んだ。得点を12-19とし点差を縮める。しかしその後凄まじい突破力を持つ相手の猛攻に耐え切れず、前半終了間際に再び得点を許し12-26で試合を折り返す。
 ディフェンスのセットアップをより素早くし、声を出して自分達の継続ラグビーをしようと気持ちを入れ直し臨んだ後半。しかし強風によりキックオフボールのコントロールが上手くいかず、ハーフウェイラインでの相手ボール中央スクラムからゲーム再開となった。ディフェンスラインを繰り返し崩され、焦る気持ちが自陣ゴール前でのペナルティという痛恨のミスを生んでしまい、得点を献上。その後もFB吉澤雅樹(1年・桐蔭学園)やWTB齋藤広騎(3年・東京農業大学第二)のゲインなど光るプレーも見られたが、自陣からなかなか抜け出すことができない。9分と11分には立て続けに追加点を許し12-47と点差が離れてしまう。その後は互いにペナルティが目立ちゲームは膠着する。諦めることなく、相手ペナルティから得たチャンスを逃すまいとフェーズを重ねじりじりとアタックラインを上げる立教。25分にはFL亀井駿(3年・茗溪学園)やCTB真貝隆平(4年・國學院久我山)が勢いの良いアタックを見せ攻め立てる。しかし敵陣に差し掛かったところでノックオンによりボール支配権を手放してしまう。32分、自陣ゴール前での相手ボールスクラムを押し込まれ、そのままトライを献上する。37分には相手のこぼれ球に素早く反応しターンオーバーしたHO後藤祐児(2年・京都成章)がゲインするが連続的なアタックには繋がらず、最終スコア12-54でノーサイドとなった。

 チーム全体でも選手たち個人でも多くの課題が浮き彫りとなった試合であった。チームとして次に挑むことができるのは再来週の中央大学戦である。今回と同様、春シーズンだからこそ対戦できるリーグ戦の大学相手に洗い出した課題をどこまで改善できるか、津田組が今後乗り越えていかねばならない試練の第一段階と言えるだろう。

文章:立教大学体育会ラグビー部