昨年、初優勝を成し遂げた関東大学対抗戦グループセブンズ大会。新チームが発足してから、今年度も本大会が初の試合となった。津田組としての初戦をどう戦ってくれるのか。連覇をかけた戦いが幕を開けた。

・立教 38-0 成城
 初戦の成城戦は立教のキックオフから始まった。敵陣でのプレーを進める立教は鋭い攻撃でトライチャンスをうかがう。開始1分、敵陣22m付近で小林将也(3年・國學院栃木)からのボールを盒興找陝4年・横須賀)がタイミング良く走り込みキャッチ、そのまま中央に先制点を挙げた。更に4分、自陣10mでのマイボールスクラムからパスを繋ぎ、ラックからボールを出した中田航央(3年・東海大仰星)がタックルを受けるも物ともせずにかわし、笹本大地(4年・立教新座)へパス。俊足を生かして追いすがる相手を引き離し、そのまま右サイドを駆け抜けた。その後も立教はゲームの主導権を渡さぬまま、連続で2トライを決め24-0で前半を折り返す。
 続く後半、相手のディフェンスに阻まれ自陣22m付近で停滞の時間が生まれる。そんな中、吉澤雅樹(1年・桐蔭学園)が緩急のあるステップでディフェンスを揺さぶり、スペースに抜け独走トライ。フレッシュなプレーで観衆を沸かせた。その後2トライ献上してしまったが、立教は最後までアタックを続け、タックルでミスを誘発。ロストボールに素早く反応した小松崎昇平(2年・静岡聖光学院)がボールを拾い上げ、インゴールまで一直線に走り抜きゴールポスト中央にトライ。コンバージョンキックも成功し、圧倒的な差をつけて次戦へ勝ち進んだ。

・立教 49-0 学習院
 第2戦目、迎える相手は学習院大学。試合は立教のキックオフで始まった。開始早々、相手のミスボールに素早く反応した舟橋広倫(2年・名古屋)が大きくゲインしゴールライン手前まで攻め込んだ。ラックから右サイドに展開し、楢崎彰太郎(4年・國學院久我山)がディフェンスの間を上手に走り抜け中央にトライ。続く前半3分、ディフェンスの隙を突かれて自陣22mまで迫られるも、ラック内ターンオーバーに成功した立教。ボールを持ち出した関原泰河(2年・新潟)がディフェンスを振り切り、自陣10mからの独走トライを決めた。コンバージョンも成功し、スコアを14-0とする。さらに5分、楢崎のタックルで相手のミスボールを誘発。すかさず小松崎が反応し、ターンオーバーに成功。吉澤にボールを繋ぎ、右隅にトライを決めた。その後も勢い止まぬ立教は、ステップやパスワークで学習院を翻弄しミスを誘う。6分、桑原礼紀(2年・桐蔭学園)が空いたスペースに上手にパスを出し、それを受けた楢崎がディフェンスの隙を抜けてトライ。スコア28-0でハーフタイムを迎える。
 2名の選手を入れ替え、迎えた後半。開始から果敢に攻める立教は、パスやステップを使いながらディフェンスの隙を狙っていく。後半1分、関原からパスを受けた小松崎が自陣10mから独走し、ゴールラインを割った。その後、メンバーの疲れも見え始めノックオンなどのミスをする場面があったものの、粘り強いプレーで決して得点を許さない立教。3分、ハーフウェイスクラムからパスを繋いで右に展開し、笹本が華麗な走りで右サイドを抜け、トライを決めた。続く6分、学習院のルーズボールに岡田和也(4年・川越東)が素早く反応しターンオーバーに成功。学習院が粘り強くタックルを仕掛けてくる中、立教は1つ1つのパスを丁寧に繋いで前進する。そして、最後にパスを受けた小林がゴールラインに飛び込みトライ。スコアを49-0とし、ノーサイドの笛が鳴った。

・立教 38-5 一橋
 第3戦目の対戦相手は一橋。序盤から左右に展開しながら、着実にアタックラインを上げていく立教。右から左へパスを繋ぎ、敵陣10m付近で舟橋がディフェンスを引きつけ、タイミングを見計らってパスを受けた笹本がタッチライン際で相手を振り切り、中央へ回り込みトライを挙げた。このまま得点を重ねていきたい立教であったが、一橋の猛攻と立教のペナルティが重なり自陣ゴール前まで追い詰められ、あえなく得点を許してしまう。スコアは7-5。ここでもう一度立教のペースに戻そうと、立教は足を止めない。トライラインに近づくチャンスが訪れたのは5分。相手のハイタックルを受けて小林がクイックスタート、そのまま駆け抜けゴールラインを割った。前半終了間際にまたも自陣深くまで攻められるピンチを迎えたが、ここは必死のディフェンスで守り切り前半14-5でハーフタイムを迎える。
 もっとコミュニケーションを取り合い、ペナルティをなくそうと臨んだ後半。ゲームの主導権を握ったのは立教であった。相手のキックチャージに追いつきターンオーバーした楢崎が迫りくる相手をさばきながら、力強いランで魅せインゴール左中間に飛び込んだ。その後も、更なる追加点で一気に一橋を引き離していく。試合時間も残りわずかとなった6分、吉澤がグラバーキックでチャンスメイク。追いついた桑原が見事ボールを押さえ込みトライ。後半は無失点に抑え、最終スコア38-5で試合終了のホイッスルが鳴った。

・立教 50-7 明治学院
 決勝へ進むためにも絶対に負けられない4試合目、対戦相手は明治学院大学。開始早々、盒兇留圓ぅ織奪ルで明治学院のノックオンを誘発し、チャンスを得た立教。敵陣10mスクラムからボールを持ち出した光長浩晟(4年・大分上野丘)が空いたスペースに上手にパスを出し、大きく前進する。前半1分、吉澤がゴールラインに向けてキックしたボールを盒兇キャッチしそのままトライ。続く2分、明治学院のペナルティからクイックスタートした立教は、パスを繋いで右に展開し、吉澤からパスを受けた楢崎がディフェンスの間を走り抜け中央にトライを決めた。続く5分、自陣22mスクラムから見事なパスワークで前進する。左サイドにディフェンスが集中したことがチャンスとなり、中田のパスを受けた楢崎がハーフウェイ付近からの独走トライ。スコアを19-0とし、このまま前半を終えたい立教であったが、終了間際に追加点を許してしまった。
 ペナルティをなくし、丁寧なプレーを心掛けようと臨んだ後半。開始早々、明治学院のペナルティでチャンスを得た立教。クイックスタートで敵陣22mまで攻め込み、小林の力強いアタックでさらに前進。最後にパスを受けた盒兇そのままゴールラインに飛び込み、中央左にトライ。コンバージョンも成功し、スコアを26-7とする。続く2分、キックオフの際にミスボールがあったものの、岡田が素早く反応しマイボールとする。何人ものディフェンスを抜き去る快走を見せ、そのままゴールラインに飛び込んだ。さらに3分、敵陣10m付近でパスを受けた舟橋が粘り強い走りでディフェンスを振り切り、左隅にトライ。また続く4分、明治学院のミスボールに桑原がすかさず反応し、ターンオーバーに成功する。左に展開し、最後にパスを受けた岡田がまたも独走トライを決め、スコアを45-7とする。さらに追加点を狙う立教は、ラックを繰り返し敵陣10mまで前進。5分、ボールを持ち出した笹本のパスを受けた小松崎がディフェンスの隙を抜けてトライ。最終スコアを50-7とし、決勝へ進む。

・立教 24-12 学習院
 今年も決勝へと勝ち進んだ立教。対するは本日2戦目である学習院。メンバーは全てを出し切り必ず優勝すると誓い、決勝の舞台が始まった。
立教のキックオフで始まり、ボールをキャッチした学習院がゲームを展開。あっという間に自陣ゴール前まで陣地を広げられ開始早々トライを献上、出鼻をくじかれてしまう。悪い流れを断ち切りたい立教は粘り強いアタックで相手のペナルティを誘発。マイボールになった状況で、素早く且つ正確にパスを回し着実に陣地を広げ、ディフェンスを突破した小林が連続で2トライを挙げた。ノータイムで自陣22mまで攻め込まれるも、同点に追いつかせまいと楢崎が鋭いタックルを決めターンオーバーに成功。ここで前半終了のホイッスルが鳴り、12-5で立教がリードした展開で後半を迎えた。
 疲れた体を奮い立たせ、冷静に更なる追加点を狙おうと意気込んで始まった後半。学習院のキックオフをキャッチした光長→小林→楢崎と左へ大きく展開。盒兇強靭な体を生かして迫るディフェンスをハンドオフで引き剥がし左中間にトライを決めた。続く4分、自陣に攻め込まれた光長が冷静な判断でラックからボールを持ち出しターンオーバー。岡田からボールを託された笹本が疾駆、相手を引き離しゴールラインを割った。ロスタイム、ラストワンプレーで惜しくも失点したものの最終スコア24-12でノーサイド。見事関東大学対抗戦グループセブンズ連覇を成し遂げ、有終の美を飾った。

春休みの間練習してきた一対一の場面などでの成果を実感することができ、理想的な形で津田組のスタートを切ることができた。いよいよ来週から始まる春季大会もこの良い流れを繋ぎ、躍進してもらいたい。新体制として動き出した立教の今後に目が離せない。

文章:立教大学体育会ラグビー部