季節外れの炎天下の中、今年で90回目という伝統ある定期戦が早稲田大学上井草グラウンドにて行われた。選手にとっては、対抗戦Aグループで活躍する強豪校相手に力を試す数少ないチャンスである。昨年は、56年ぶりに勝利を飾ったが、今年はどう勝負を挑むのだろうか。

先制点を奪ったのは立教であった。前半5分、敵陣ゴール前で両チームともにミスを繰り返し、スクラムを組み合う。互いに一歩も譲らぬ攻防が続いたが、マイボールスクラムから相手のペナルティを誘発し、No.8吉澤一作(4年・本郷)がクイックスタート。じわじわとゴールラインまで近づき、SH文将寿(4年・桐蔭学園)からSO三村真優(1年・東海大仰星)と大きく展開し、CTB中田航央(2年・東海大仰星)がトライを決める。WTB藤原大晃(3年・桐蔭学園)のゴールキックも成功し、スコアを7-0とする。ファーストトライを奪った立教であったが、度重なるペナルティやセットプレーのミスにより、自陣での我慢の時間が続く。幾度となくゴール前まで攻め込まれるものの、必死のディフェンスによりスコアを守りきる。そして25分、敵陣ゴール前マイボールスクラムのチャンスを得る。パスを受けたCTB中田が大きくゲイン。何度もフェーズを重ねながら前進し、CTB押田空(4年・佐倉)がゴールラインに飛び込んだ。その後、ほぼ互角の試合展開を繰り広げるが、両チームともになかなか得点に繋がらず、スコア14-0のまま前半を折り返す。
ほとんどのメンバーを一新し迎えた後半。
互いに何度もゴール前まで攻め込むが、トライには繋がらない。そして迎えた17分、相手のキックを自陣10メートル付近でキャッチしたSO早川亮輔(4年・東京農大第二)がカウンターアタック。ディフェンスラインを突き破り、一気に敵陣ゴール前まで駆け上がり、パスを受けたWTB齋藤広騎(2年・東京農大第二)がトライを決め、会場が大いに盛り上がる。ところが、ここから早稲田の追い上げが始まる。立て続けに2つのトライを許し、スコアを19-12とされる。試合終了5分前、立教のピンチが訪れる。早稲田にゴール前までゲインされ、何度もラックを重ねられる。両校のギャラリーが固唾を飲んで見守る中、立教は意地のディフェンスを見せつけゴールラインを守りきり、スコア19-12のまま試合終了となった。

昨年に続いて2連勝をあげることができ、大きな自信に繋がっただろう。しかし、この結果に甘んじることなく、課題に向き合い、より高みを目指して努力し続けることを誓い、入替戦までの2カ月間をチーム全員で戦い抜く。

文章:立教大学体育会ラグビー部