関東大学対抗戦Bグループ、第4戦目の相手は成城大学。昇格を目指すべく絶対に気を抜けない一戦である。この一週間万全な準備を重ねてきた立教はどのようなプレーを見せるか。立教大学のキックオフで試合開始のホイッスルが鳴り響く。
初めに点数を動かしたのは立教大学。試合開始4分、成城のペナルティで得た敵陣ゴール前左ラインアウトからモールを形成。そのままゴールラインまで押し込みHO山中奎吾(4年・立教新座)が中央へ先制トライを挙げた。SH山本大旗(4年・國學院久我山)のゴールキックも決まり、幸先よくスタートを切る。しかしその後両者共にペナルティが多く目立ち、お互いに譲らぬ我慢の時間が続く。試合が動いたのは23分、自陣HW付近スクラムからボールを持ち出したNo.8吉澤一作(4年・本郷)からSH山本へパス。相手のディフェンスを振り切りNo.8吉澤へリターンパス。サポートについていたWTB青木天真(2年・立教新座)にボールが渡り、右サイドを華麗に駆け抜けトライを決めた。その後はBKを中心に陣地を着実に進め25分にはCTB岡田和也(3年・川越東)華麗なステップで相手をかわしトライ、29分にもFL清水健吾(4年・立教新座)の粘り強いフィジカルで相手を圧倒し、ボールを受け取ったCTB押田空(4年・佐倉)がラインブレイクして敵陣へ走り抜ける。並走したSH山本にタイミングよくパスを回しトライを決めた。立て続けにトライを奪い26-0と点差を広げこのまま無失点で後半につなげたい立教であったが、後半35分にディフェンスの隙を突かれ得点を許してしまう。しかしここでプライドを見せた立教は前半終了間際41分には成城のペナルティを誘い敵陣ゴール前までボールを運ぶ。スクラムで成城を圧倒しトライを決めて31-7で前半を折り返す。
前半戦はコミュニケーション不足でFW・BK共にミスが目立った。皆が一歩でも多く前へボールを運ぶよう意識し、気持ちを切り替え、課題を皆で意識して臨んだ後半。
後半2分、WTB青木やFL清水が粘り強さを見せ成城のディフェンスを引きずり前へ前へとボールを運ぶ。ラックからボールを受け取ったSO早川亮輔(4年・東京農大二)がパスを回しFL金子裕二朗(2年・桐蔭学園)が中央へトライ。更に8分にも成城ペナルティで得た敵陣10m左ラインアウトからパスを回し、HO山中が相手ディフェンスの綻びを突きラインブレイクし、サポートについたNo.8吉澤も再びボールを繋ぎトライラインへと猛進しゴール前ラックからボールを受け取ったSO早川がトライを決めた。直後に成城に得点を許してしまい、45-14となるが、立教は成城に反撃の隙を与えることなく貪欲に得点を重ねていく。14分にはラインアウトからモールを形成し、ボールを持ち出したSH山本がラインブレイク、素早い反応でサポートについたFB山口航貴(2年・桐蔭学園)が、右端にトライを決めた。さらに19分には敵陣ゴール前での成城のミスボールに素早く反応しトライを決め、59-14成城ボールを何度も奪い返し、テンポ良いパスで着実に陣地を進める。立教の勢いは止まらず後半31分、34分にはFWのスクラム、ラインアウトモールでNo.8村田裕太(1年・函館ラ・サール)とLO秋元律樹(2年・立教新座)がトライし得点を重ねた。最後まで成城にプレッシャーをかけ続け、得点を許すことなく、69-14で試合終了となった。
順調に開幕4連勝を飾り圧倒的勝利を収めることができたものの、些細なミスや防げるはずの失点が多く、改めてもう一度自分たちのラグビーを見つめ直す必要があることを痛感した試合となった。入替戦まで残り2ヶ月を切ったが、入替戦というプレッシャーの中で戦うには、個々そしてチームとしてもまだまだ課題が多く残る。さらなる自信をつけ、最高のコンディションで入替戦を迎えられるよう、チーム一丸となり努力するのみだ。

文章:立教大学体育会ラグビー部