ジュニア選手権大会最終戦は、5月に行われた春季大会では10-45で敗戦を喫した拓殖大学との一戦となった。今期のジュニア選手権大会での初勝利を挙げたいと熱が入る。それまで降っていた雨も止み、試合開始のホイッスルが鳴った。
前半は立教のキックオフで始まった。開始5分、立教に敵陣ゴール前でのマイボールスクラムという好機が訪れる。スクラムからNO.8亀井駿(2年・茗渓学園)がボールを持ち出しゴール前までゲイン。先制点を挙げて流れを引き寄せたい立教となんとか失点を阻止したい拓殖。両者の火花が散る中、相手ディフェンスの隙を見つけたLO坂口朋生(2年・立教新座)がファーストトライを奪った。続いて14分にはBKでテンポ良くパスを展開し、CTB尾池敏志(4年・國學院栃木)が迫るディフェンスを持ち前の当たりの強さで打ち破りビッグゲイン。ゴール前でボールを受けたWTB藤原大晃(3年・桐蔭学園)が右中間にトライを決めた。その後も立教の勢いに拍車がかかる。16分、拓殖ボールをCTB尾池がターンオーバー。SH光長浩晟(3年・大分上野丘)からボールを受けたSO岡本力哉(2年・中部大春日丘)のキックを拓殖がキャッチミス。これに素早く反応したWTB藤原が連続トライを挙げた。FB小林将也(2年・國學院栃木)もコンバージョンキックを成功させ、スコアを21-0とする。3トライを得てここまで無失点で試合を進めてきたが、大型FWを擁する拓殖にプライドを見せつけられる。23分、35分と自陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込まれ2トライを献上。スコア21-10でハーフタイムを迎える。
リードしているもののまだまだ気の抜けない得点差。前半のように後半も良いスタートを切り、焦らず冷静に攻めようと意気込む。
後半5分、敵陣ゴール前での相手ボール左ラインアウトをFWのプレッシャーによりペナルティーを誘発、ボールの主導権を握り返した立教がクイックスタートを切り、右から左へパスを展開。ボールを手にしたSO岡本がゴールライン左中間に勢いよく飛び込んだ。続いて14分、敵陣22m付近でのマイボール右ラインアウトからボールを持ち出したPR吉田悠希(4年・立教新座)が気迫のこもったアタックで徐々にトライラインに近づいていく。この好機を逃すまいとWTB津田祥平(3年・東海大仰星)もしがみつく拓殖を振り切り必死にパスを繋ぎ、LO坂口がゴールラインを割った。更に得点を引き離し、スコアを33-10とする。23分にもFB小林が快速を見せ一気に陣地を進め、素早く且つ正確なパス回しで立教が追加点を挙げる。点差を広げても集中力を欠くことなく、試合の流れを掴んで離さない立教は更なる追加点を狙い続ける。26分、自陣10m付近での拓殖ペナルティーからマイボールスクラムに持ち込む。何フェーズも重ね、時間をかけてBKでパスを繋ぎ徐々にアタックラインを上げていく。スペースに走りこんだCTB荒井悠也(4年・立教新座)が右サイドを駆け抜け、パスをもらったSH北山翔大(2年・東海大仰星)が回り込み中央にトライを決めた。その見事なボール運びに大いにスタンドが沸いた。コンバージョンキックもしっかりと決め、後半は無失点に抑え最終スコア47-10で試合のピリオドを打った。

満足のいく試合内容となり見事ジュニア選手権大会の初白星を飾ることができたのは、日々の努力が実を結んだ結果であろう。Bチームの自信に繋がったと共に、対抗戦への士気を鼓舞する一戦となったはずだ。今シーズンも残すは1ヵ月。残された僅かな時間を無駄なく過ごし、自分たちを信じて全員で闘い抜くと心に誓った。

文章:立教大学体育会ラグビー部