昨シーズン、昇格を賭けた二度目の入替戦に惜敗した、好敵手、成蹊大学。立教大学は悔しさを胸に春シーズン日々練習に励んでいる。観衆の緊張が走る中、富士見総合グラウンドにて注目の一戦が始まった。
立教大学のキックオフから始まり、最初にボールをキャッチしたのはPR古川瑛也(1年・専修大松戸)。早速立教らしいクイックテンポのアタックで前進する。FB青木天真(2年・立教新座)の力強いスピードに乗った走りで自陣から敵陣へと陣地を進める。ゴール前でモールを形成しトライのチャンスが訪れるが惜しくも得点に繋げられない。試合が動いたのは前半16分、 成蹊のペナルティから敵陣ゴール前成蹊ボール左スクラムをそのままゴールラインまで圧倒し、ターンオーバーした相手ボールを持ち出したFL清水健吾(4年・立教新座)が先制トライをあげる。さらに22分、成蹊のハイパントやミスボールに素早く反応し、BKとFWで確実にパスを回す。ディフェンスの隙をついたNo.8吉澤一作(4年・本郷)がWTB山口航貴(2年・桐蔭学園)にパス、そのままトライを決める。さらに30分にもワントライ、35分にNo.8吉澤のモールトライと着実に点数を重ね、成蹊に隙を見せない立教。SH山本大旗(4年・國學院久我山)のゴールも成功しスコア22-0としてさらなる追加点を狙い、自陣10m立教ボール右ラインアウトからボールを繋ぐと22m付近ラックからバックスを中心にパスを左に展開、成蹊のディフェンスの隙をつき相手をハンドオフ、タックルをかわしたCTB押田空(4年・佐倉)が右中間にトライを決めた。成蹊大学に得点を許すことなく27-0で前半を折り返す。
立教がゲームを支配した前半。ペナルティを減らし足を動かし続けようと更に団結した後半戦。6分にはゴール前立教ボール中央スクラムからモールを形成、ボールを持ち出した吉澤からFWが猛攻を繰り返しHO山中奎吾(4年・立教新座)が中央にトライを決めた。徹底したワンラインディフェンスで立教は守り抜くも16分についにゴール前にてディフェンスの隙を見せて成蹊に得点を許してしまい34-5となる。しかし立教は更に粘りを見せ、24分には左サイドラックから持ち出したSH山本が中央までボールを運びトライ。33分には左ラインアウトモールからラックを形成。SH北山翔大(2年・東海大仰星)からパスを受けたFB中田航央(2年・東海大仰星)→SO早川亮輔(4年・東京農大二)とパスを回して右中間にトライ、連続して加点し点差を広げた。その後もWTB楢崎彰太郎(3年・國學院久我山)のキレのあるランやFWのタックルで試合を優位に進めるが、立教のペナルティやミスで得点には至らず、最終スコア48-5としてノーサイドをむかえた。
全体として攻守に渡りチーム力と個々のスキルで立教の強みを活かせた試合であったが、ミスも多く目立った。好敵手に対して春シーズンは勝利を収めることができたものの、課題は多く残る。対抗戦Aグループを通してこれから力をつける成蹊大学に対してどのように秋の入替戦に向けて立教の質を高めていくのかが鍵となる。残りの春シーズンも精進していきたい。

文章:立教大学体育会ラグビー部