伝 統ある慶應義塾大学との定期戦。今年は定期戦2勝という目標を掲げる中、立教は万全の準備を整え挑む。あいにくの雨と寒さの中、両チームとも足を止めることなく戦い抜いた。
立教ボールで試合が始まった。開始早々、PR玉川光太郎(4年・本郷)の力強いタックルで相手を圧倒し、SO早川(3年・東京農業大二)がタッチラインを快走、テンポよくパスを回し陣地を進める立教だが、惜しくも慶應にターンオーバーされそのまま先制トライを許してしまった。出鼻をくじかれた立教。しかし前半8分、FL相良隆太(1年・桐蔭学園)のナイスタックルで慶應のペナルティを誘う。敵陣10m立教ボールラインアウトからフェーズを重ねる。SO早川からパスを受けたCTB尾池敏志(3年・國學院栃木)が慶應のディフェンスの隙をついてラインブレイクする。後方から左へ回り込んだCTB福澤瑛司(4年・茗渓学園)→WTB丸山敬史(4年・川越東)とパスを回し、左端にそのままトライを決め、5-7となる。このまま点数を重ね逆転したい立教。FWの果敢なタックルやジャッカルで立教がターンオーバーしマイボールとするも、小さなミスが目立つ。チャンスを何度も逃し、慶應に2トライを許してしまう。なかなか自分たちの思うプレーができずに36分、立教はマイボールスクラムで相手を圧倒、そしてスクラムからBKでパスを回し、ゴール前まで運ぶ。慶應ボール敵陣22m右スクラムでペナルティを何度も獲得し、マイボールとする。そしてマイボールスクラムからボールを持ち出したNo.8吉澤一作(3年・本郷)がそのまま右端へトライを決めた。しかし直後に再びトライを許してしまい、10-24で前半を折り返す。
前半はFW BKともに焦りが見られミスが多く目立った。冷静に自分たちのラグビーを貫き、今までやってきたことを証明しようと臨んだ後半。後半6分、慶應ペナルティから敵陣10/22mマイボール左ラインアウトをキャッチしたNo.8吉澤がFL相良→SH山本大旗(2年・國學院久我山)→FL工藤大地(4年・流通経済大柏)へとパスを回し、FL工藤の力強いアタックで相手を圧倒し、中央にトライを決めた。そして11分にもキックをキャッチした慶應をジャッカルで超え、SH山本からLO横山大悟(4年・立教新座)へパス、後ろからサポートについたPR柳紀行(4年・立教新座)にパスを回してトライを決め、22-31と点差を縮める。FWの果敢なタックルやバックスラインのアタックでフェーズを重ねる立教。しかしなかなか慶應のディフェンスを破ることができず、逆に立教のディフェンスの隙を突かれ、トライを取られる。両チームとも激しい攻守を展開する中、後半28分立教がペナルティを何度も獲得し立教ボールとする。さらにフリーキックから敵陣10/22mマイボール中央スクラムとし、ボールを持ち出したNo.8清水健吾(3年・立教新座)からSH山本へパスを回す。CTB出浦和馬(4年・桐蔭学園)がトライラインへ距離を縮め、ラックを形成。パスを受けたSO早川がトライを決め、29-38となる。立教はNo.8清水やLO小島健太朗(4年・函館ラ・サール)のラインブレイクやBKのテンポ良いパスなどで敵陣に何度も攻め入るも、トライにつなげることができない。慶應のアタックも最後まで防ぎきり、そこから点数が動くことなく試合終了のホイッスルが鳴った。
9点差をなかなか縮めることができなかった立教。慶應戦で得たものは必ず、残す明治学院戦、入替戦につながるだろう。入れ替え戦まで残り1ヶ月、食事トレーニングやウエイトなど初心も忘れずに、この試合で得たことを糧にさらに成長した立教を見せたい。

文章:立教大学体育会ラグビー部