昨年の対抗戦Bグループセブンズ大会では、惜しくも準優勝という結果に終わった立教。決勝で勝てなかった悔しさをばねに、今大会は優勝を目指しリベンジに挑む。


・立教28-12一橋
 試合は一橋のキックオフで始まった。試合開始からわずか10秒、ボールを奪った立教は左に展開、文将寿(3年・桐蔭学園)からパスを受けた押田空(3年・佐倉)が立教陣10m付近でゲインし、そのまま相手ディフェンスを振り切って右隅に先制のノーホイッスルトライを決める。文の難しい角度からのコンバージョンも成功し、スコア7-0とする。さらに1分、一橋陣10m付近でパスを受けた大野木慶太(3年・立教新座)が鋭いステップでディフェンスラインを突破、そのまま中央付近へとトライ。コンバージョンキックも成功し、14-0とスコアを広げる。しかし3分、立教はディフェンスのギャップを突かれ大きくゲインされると、ゴール前でペナルティを犯してしまう。そのままクイックスタートでトライを奪われ、スコア14-5とされる。続く6分にもペナルティからのクイックスタートでトライを奪われ、スコア14-12でハーフタイムを迎える。
 もっとコミュニケーションをとり1つ1つのプレーを正確にこなしていこうと声を掛け合い、立教キックオフで始まった後半。一橋のキックでボールを得た大野木がオフロードパスで楢崎彰太郎(2年・國學院久我山)に繋ぎ、立教陣10m付近までゲイン。相手のタックルで一度はターンオーバーされるも、大野木の力強いタックルにより再びボールを獲得。後半2分、パスを受けた押田が相手のディフェンスをかわし、立教陣10mから独走トライ。コンバージョンも決まり、スコア21-12とリードを広げる。続けて4分には、大野木からパスを受けた笹本大地(2年・立教新座)がハーフウェイ付近から独走し、トライを決める。その後は一橋のアタックを封じ込め、28-12でノーサイドの笛が鳴った。


・立教27-19成蹊
 決勝へ進むためにも絶対に負けられない2戦目。対戦相手は昨年の入れ替え戦で惜しくも敗戦した成蹊大学。昨年の屈辱を晴らすべく、選手、サポートメンバー、みんなが特別な思いを抱いて迎えた1戦であった。試合開始から果敢に攻める立教。ステップや見事なパスワークで成蹊を翻弄しミスを誘う。前半1分、ゴール前での成蹊のペナルティーからボールを持った大野木がディフェンスの間を上手く走り抜け中央トライ。ゴールも決まりスコアを7-0とする。しかし得点直後、一瞬の隙をつかれ成蹊に1トライ返されてしまう。点差を広げたい立教はより積極的にアタックを仕掛ける。6分、立教陣22m付近で立教がキャッチしたボールを床田聖悟(2年・桐蔭学園)がもらうと華麗な走りでディフェンスを抜き大きくゲインする。床田を止めようとディフェンスが集まったのがチャンスとなり、空いたスペースに上手くパスを出しそれを受けた津田祥平(2年・東海大仰星)が粘り強い走りでディフェンスを振り払い、左端にトライしスコアを12-5とする。このまま前半を終えたい立教であったが終了間際、成蹊のアタックに一歩及ばず追加点を許し12-12の同点で後半を迎える。
 強い気持ちを持って臨んだ後半は最初から鋭いタックルで成蹊を圧倒するものの先制を許してしまう。しかし諦めずに攻める姿勢から立教にチャンスが訪れる。後半4分、相手のペナルティーにより成蹊陣ゴール前でボールを持った押田がそのままゴールラインに飛び込み左端トライ。勝利のためにもう1トライ取りたい立教は最後まで力強い走りを見せる。6分相手のノックオンでチャンスを得ると、立教はパスで展開。パスを受けた楢崎が仕掛けてディフェンスを抜きながら押田にパス、押田は何人ものディフェンスを抜き去る快走を見せそのままゴールラインを割った。スコアを27-19とし、立教は決勝へ進む。


・立教12-33日本体育
 迎えた決勝。対戦相手は対抗戦Aグループの日本体育大学である。Aグループ昇格という目標のためにも勝利を収め、自信をつけたい立教であった。日体大キックオフで始まった前半。開始早々、日体大に立教陣ゴールラインぎりぎりまで攻められるピンチが訪れるが文の力強いタックルで相手のノックオンとなりなんとかピンチを回避する。立教も負けずに果敢に攻めていく。すると前半2分、ルースボールをキャッチした立教はパスで展開、パスだけでなくステップも使いながらディフェンスの隙を狙っていく。パスを受けた文が空いているスペースにキック、そのボールを藤原大晃(2年・桐蔭学園)がさらにキックで前進させ日体大陣ゴール前のタッチラインぎりぎりでキャッチし、そのままトライラインを割る。見事なチームワークで得点した立教、さらに点数を伸ばそうとアタックだけでなくディフェンスでも粘り強いプレーを見せるもののなかなか得点に結びつかず前半を5-12として終える。
 何としても逆転して優勝しようとむかえた後半。最初から得点を狙うが、高い気温や3試合目ということもありメンバーの疲れも見え始め、思うように得点ができない。また日体大の素早い走りについていけず次々とトライを許してしまう。しかし、どんなに厳しく辛い状況でも最後までやり抜くのが立教である。何度もチームトークを繰り返し、みんなで声を出し合い励まし合う。メンバーも大幅に入れ替えさらなる得点を狙う立教は後半3分、立教陣10m付近で床田の蹴ったボールを藤原が日体大陣22メートル付近でキャッチ。ディフェンスを抜き去る快走で右端トライ。その後もアタック、ディフェンス共に果敢に相手に向かう立教であったが追加点は得られずスコアを12-33としてノーサイドのホイッスルがなった。


 昨年に引き続き惜しくも準優勝となった立教。しかし対抗戦Aグループの力を体感し、さらに目標に向かって前進できた試合であった。次週から始まる春季大会ではセブンズでの良い流れを繋いで目標に向かってレベルアップしていくことが出来るのではないだろうか。新入生を迎え新たなスタートを切った立教大学ラグビー部が今後どのようなプレーを見せてくれるのか期待したい。

文章:立教大学ラグビー部