春シーズンも折り返し地点を迎えた。「勝利」のイメージを植え付け、残る試合へ弾みを付けたい立教は成城大学との練習試合に臨んだ。

 成城のキックオフで開始された前半は、攻守に渡り安定したチーム力を見せた。前半10分にLO小島健太朗(3年・函館ラ・サール)のゲインから立教らしいクイックテンポのアタックで前進。PR玉川光太郎(3年・本郷)が貫録ある突破で先制トライをあげる。好調なスタートに勢いづいた立教は穴の無いディフェンスで相手のパスミスを誘い、こぼれたボールに反応したCTB出浦和馬(3年・桐蔭学園)→WTB藤原大晃(1年・桐蔭学園)がトライを追加する。さらに21分には自陣ゴール前での成城の猛攻をFWがしのぎ切ると、CTB出浦がキックでエリアを戻して得たペナルティにFL荘加竜(2年・桐蔭学園)が素早く仕掛けてトライラインに飛び込んだ。スコア15-0としてさらなる追加点をねらう立教は33分、成城のペナルティからBKで展開、CTB出浦から技ありのパスを受けたFB岩崎雄也(4年・桐蔭学園)が4本目のトライを挙げ22-0。しかしその後はラインアウトやキックオフのミスが重なり、最後はモールで力負けして1トライ返され、22-7で前半を折り返す。

 メンバーをBチームへと一新して臨んだ後半は、お互い譲らず拮抗した展開となった。後半1分にモールトライを献上したものの、WTB松下隼也(3年・獨協)のスピードに乗ったランやFL津田祥平(1年・東海大仰星)の低いタックルといった好プレーにより流れは渡さず、ついに12分、立教の点が動く。成城のラインアウトのミスから始まったおよそ6分間もの連続攻撃。CTB尾池敏志(2年・國學院栃木)のゲインからラックを重ねてゴール目前へと前進、FWがピックで成城ディフェンスの突破を試み、最後はPR宮崎諒(1年・所沢北)がゴールラインを割った。スコア29-12となり再び攻守ともにお互いの長所がぶつかる時間となる。そして41分、ジャッカルで相手ボールをターンオーバーすると確実にパスを回し、HO山中奎吾(2年・立教新座)がトライを挙げ、34-12としたところでノーサイドとなった。

 白星を飾ることはできたものの、この先の試合を見据えると不安が残る試合内容であった。どんな相手であっても自分達の100%の力を発揮できるチームになるために、立教のスタンダードの質を高める必要があるだろう。徐々に頭角を現してきたフレッシュな戦力にも期待しつつ、全員が一つになって残りの春シーズンを戦っていく。

文章:立教大学ラグビー部