日本体育大学との一戦が敵地・健志台グラウンドにて行われた。日本体育大学は12月に対抗戦でも戦うことが予定されているが、一足早い“前哨戦”に立教フィフティーンが臨んだ。

 開始早々、立教は出鼻をくじかれる。1分、日本体育大学にキックオフをそのまま確保され素早く展開。いきなりのこの奇襲に立大はディフェンスの穴を突かれてしまう。大外に余っていたNo.8にボールがわたりトライ。尚もCTBの突破力を軸に攻撃を組み立てる相手に対し立教は浮き足立つ。接点でのペナルティが重なり劣勢に立たされる。焦りのせいか細かいミスも目立ちマイボールを有効にいかすことができない。SH古屋大輝(2年・日本文理大付)のピンチを救うジャッカルやWTB横山功樹(1年・新潟)の鋭いランなど個々での良いプレーも見られたが、自陣からなかなか抜けだすことができず組織としてのオフェンスが機能しない。逆に日本体育大学には思い切りの良い攻撃からPGと2トライ、1ゴールで加点され0-20で前半を折り返す。

 まずはトライを返し、逆転に転じたい立教は後半、モールに活路を見いだす。ラインアウトからモールを上手くコントロールし前進。相手が乱れたところで最後はFL宣原甲太(4年・常翔学園啓光)がグラウンディングしトライ。WTB加藤雅大(1年・千種)も冷静にゴールを決め7点を返す。その後も立教は前半とは打って変わって攻勢に出る。後半も細かいミスは出るが必死のディフェンスでそれをカバー。スクラムでも8人が一体となって押し込みプレッシャーをかけていく。次第にチームプレーが日本体育大学のペナルティを誘う。1トライを失うが後半32分、足の止まったDFに対し、一次攻撃からワイドに展開。宣原甲太→途中交代のFB篠崎宏洋(1年・本郷)とつなぎ、余ったWTB中川雄太(2年・三鷹)にパス。中川はDFを振り切りインゴールに飛び込みトライを奪う。さらに41分、こちらも後半途中出場のNo.8常井俊吾(1年・茗溪学園)がトライとゴールで11点差に迫る。しかし、反撃もここまで。19-30でノーサイドの笛が鳴った。

 初戦の専修大戦同様、序盤に点差を広げられたが、後半諦めずに追いすがる姿勢には勝利への執念を感じた。先手を取って逃げ切る形が理想であるのは言うまでもないが、泥臭く耐え、攻めて1点でも上回ればよい。次戦こそは渇望する勝利でチーム全体を勢いづけてほしい。

<インタビュー>
加藤修平ヘッドコーチ
・試合を振り返って
前半の失点が効いてしまったので、後半のゲームを最初からしていきたかったです。
・ハーフタイムにアドバイスしたこと
難しいことや責任感の無いプレーが多く、自分たちで焦ってミスをしていたので、確実なプレーをしようと言いました。

LO石井優輝(4年・磯辺)
・今日の感想
チームとしては前半、自分たちのミスで受けに回ってしまいました。個人としてもDFで前を見てセットするのが遅かったです。アタックのミスも多かったです。
・後半の切り替えについて
攻める気持ちになれて思い切りよくいい感じでアタックできたと思います。リズムよく攻撃できていました。
・今日の課題、次戦にむけて
チームとしても個人としてもDFで止めきれていません。自分が最初のタックルに入るようにしたいです。

No.8大和剛士(4年・青山)
・試合の感想
アタックを思い切りやろうということで後半はうまくいったのですが、前半ができなかったのは課題だと思います。
・日本体育大学の印象
サイズが大きかったです。12月にも戦う相手なのでどういうプレーをしてくるのかということも意識してプレーに臨みました。
・No.8でプレーしてみて
本職ではないですがチームのために自分の持ち味であるタックルで頑張ろうと思いました。

SO松本宗介(2年・茗溪学園)
・試合を振り返って
自分たちでゲームメイクができなかったのが敗因ですね。もっと自分が前半からエリアをコントロールできれば良かったと思います
・相手の印象は
あまり強い印象は無かったです。自分達がミスをしてしまって上手くいかなかったので。
・試合中に心掛けていた事は
相手の上がってくるディフェンスを上手くずらすことを意識して、最後は走り勝とうと思いました。

FB/WTB中川雄太(2年・三鷹)
・試合の感想
負けてしまったのですが、個人的にはトライが取れて良かったです。もう少しうまく組み立てれば、勝てない相手ではなかったと思います。前半と後半でポジションが変わって、後半は一番外でもらって走れるポジションでした。取りきりたいなという気持ちでやっていたので、トライを決められて良かったです。
・試合中心がけたことは
コーチからアタックをかわれて試合に出してもらっているので、アタックを中心にやっていました。

No.8常井俊吾(1年・茗溪学園)
・試合の感想
トライ取れたということは素直に嬉しいですけど、復帰後で久々に試合に出て、あまりトライ以外の仕事ができなかったので、そこが課題です。
・途中出場で、何を意識したか
とにかく自分の持ち味は走ることなのでスタミナが切れてきたFWに対してしっかり走ってあげて、フォローしてあげることを意識して入りました。
・課題と収穫について
収穫はもちろんトライをとれたこと。しかし、オフェンス参加がうまくできていないので、そこをこれからしっかりやっていこうと思います。
・次戦に向けての意気込み
少しでもチームに貢献できるように頑張りたいです。タックルをしっかり入って、ディフェンス面でチームに貢献できれば一番嬉しいです。

文章:「立教スポーツ」編集部